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2013年4月 8日 (月)

日本書紀と古事記

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どちらかといえば男性にファンが多い古事記、明治維新は古事記から始まったとさえ言えます。一方で古事記に比べ日本書紀は歴史家から尊重されます。ほぼ同じ時期に書かれたのですが、理由があるようです。詳しくはいろんな研究がありますのでそちらを読んでくださいね。

日本書紀は中国の史書をまね「歴史書」という目的で書かれた本です。歴史書ですから曖昧さは排除されています。しかし天皇家の正当性を高めるというもう一つの目的が明確です。一部の人は「日本書紀は古事記より推敲されているので正確」と考えますし、一部の人は「古事記に歪曲が無い一方で、日本書紀は天皇家に都合が良い様に編集されているので嘘が多い」と判断しているようです。たぶんどちらも間違いではありません。ただ日本書紀が「真実」を語る正史と考えるのは危険であり、一方で日本書紀以外の正史はありません。

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日本書紀と古事記を合わせて歴史を整理する試みは昔から続いています。どちらが正確、不正確という事を言っても今となっては意味がない議論です。どちらも不正確だと考えたほうが良いでしょう。例えばイザナミは古事記では死亡し、日本書紀では死にません。どちらが正確でしょうか。イザナミは神であり(人間界には)存在しない、キリスト教のイブと同じような存在だとすればどうでしょう。神ならば死ななくて当たり前ですね。ただ、もしかすると実在のモデルが存在したのかもしれません。実在したのであれば死亡するはずです。彼女の墓所の話は出てきますし、その場所は今でも探索中です。はっきりとしている事は両方の書物に乗っているのですから、奈良時代には間違いなく「イザナミ」の伝承は存在したのです。ただ伝承であり、実在すれば死んだでしょうし、神であれば死なないでしょう。

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アマテラス(天照)と卑弥呼(日巫女)が同一人物という説は、少々出来すぎているような気がします。卑弥呼は神功皇后という説もあり、江戸時代まで信じられていました。ただ「日巫女」は役職名であったのではないか、巫女の最高官位が「日」だったのではないかという気がしませんか。(今は斎王です。)役職として日巫女でありの名前がアマテラスだった可能性はあります。魏志倭人伝は紀元200年ころの話です。古事記がかかれたのはその500年後ですから神話が湾曲してもおかしくありません。邪馬台国が中国の発音では「ヤマト国」であるという話もあります。そもそも「大和」という漢字はどう考えても「ヤマト」と読めない当て字です。漢字が日本に輸入される前に「ヤマト」という国名があったのでしょう。

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魏志倭人伝に話が飛ぶと飛躍しすぎですが、気になるのはその記載に日本人が「長寿であり100歳を超える人もいる」という表現です。そうして日本という苗字を持った「日本武尊」(ヤマトタケルノミコト)の存在です。その話はまた後日。

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