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2013年3月18日 (月)

歴史が残っていない理由 その1

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日本の書き言葉は中国から輸入されたものです。だからと言って日本の歴史が「古事記」や「日本書紀」の時代から始まったことにはなりません。文字が輸入される前を「有史以前」と言いますが、古墳などは今でも巨大な姿を残しており日本に高度な文明があったのです。日本は書き言葉が必要のない社会だったのです。輸入してみたら便利だったので文字を使い始めましたが、それでも話し言葉が十分に発達していたため、万葉仮名、ひらがな、カタカナと日本独自の文化が育っていきます。日本にとって書き言葉はMustではなく、Nice to Haveだったのです。

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言葉は多民族国家がルールを定め人民を管理するためにできた道具ではないでしょうか。言葉ができた中国、メソポタミア、インドなどは今でも民族紛争が絶えません。話し言葉が異なる民族に「共通言語」でルールを作る必要があった、それが書き言葉だったのではないでしょうか。ヨーロッパなどもそうです。エジプトはどちらかと言えば人民支配のための言語、もしくは装飾からの発展という少し異なる雰囲気を感じます。事実ヒエログリフは滅んでしまった言語と言えます。


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日本に文字が運び込まれたのは仏教伝来との関係を否定できません。仏教を輸入したら漢字がついてきました。現代の英語を見ているとわかるように、日本人は昔から言語を身に着けるのが苦手な民族だと感じています。それは日本語という万能で質の高い話し言葉が確立されていたからでしょう。日本語は音をそのまま言語にしてしまう特殊な機能があります。そして音を文字に変えてしまうカタカナという魔法の文字を作ってしまいます。中国語や英語にはない機能です。

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今でも日本人はマニュアルを作るのが下手で、親方の技を盗んで会得する師弟制度の技術が巨大企業にまで残っています。つづく。

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