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2013年1月 6日 (日)

大増殖した稲荷神社

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日本に稲荷神社は4万程度あるそうです。神棚に狐を置いてある家庭も多かったですね。

稲荷大明神は本来、農業の神です。しかし商業、工業など新しい職業においても守り神が必要で、どうやらそれら「新興産業」は稲荷信仰に便乗したらしいのです。そしてさらには「万能神」となり、江戸時代の経済安定期において東日本で爆発的に増えたようなのです。つまり伏見稲荷のルーツと稲荷神社の増殖はあまり関係なさそうです。

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ただ神社を勝手に開く場合、申請が簡単なことは重要な要素です。天皇家直属の「伊勢神宮」系は気軽に申請できません。その点、天皇家との関係が薄かったとみられる稲荷神社は増やしやすかったのでしょう。特に稲荷神社の象徴でもある「朱色の鳥居」は目立ちますし、今でも「ポイ捨て禁止」の立札として使われるように日本人の結界としての効果は抜群です。昔神棚に財布を置く風趣が見られましたが、鍵のない時代、泥棒としても神棚の物は取りづらかったのでしょう。申請しやすくて効果絶大、稲荷神社が増えていった理由がわかります。


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そして現代でもビルの屋上などに小さな稲荷神社があります。そして企業や個人が成功すれば、そのお礼として伏見稲荷に鳥居を寄贈したいというパターンが自然と成り立ったのでしょう。今でも年に何本か痛んで撤去される千本鳥居ですが、その後にはすぐに寄進者が付き、新しい鳥居になります。今でも順番待ちなのだとか。日本の景気は悪くないと感じる話題です。

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関西ではあまり見かけない稲荷神社ですが、関東に出張した時は数えてみたい気分になりそうです。

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