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2012年12月21日 (金)

火車「宮部みゆき」

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以前この「火車」(かしゃ)のドラマを紹介しました。ドラマでは一つ大きな違和感を持った部分があったのですが、本では内容が違っており現実的な内容になっていました。ただその違和感を除けばドラマは作品に忠実でした。深みと言う意味ではさすがに小説の方が面白い、ドラマを見ていても楽しく読める作品でした。

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犯人がいない、被害者もいない、一人の女性の存在の矛盾から犯罪を推測し、その推測が一人の消えた被害者の存在を推測して行く物語です。推理小説の王道、「理由」と並び立つ宮部さんの傑作の一つです。「模倣犯」のような超長編ではないので、気楽に読み始める事が出来る一冊です。

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主題の推理とは別にして、金融社会と法整備の問題を詳しく解説した作品です。サラリーローンを悪とするのではなく、人間の弱さを問題視しています。また簡単に陥るローン地獄に苦しむ人たちをうまく守る事が出来ない法律の弱さを事件解決のストーリーの中で解説しています。

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この作品が書かれた後、サラリーローンに関して法律は変わってきましたが状況は大きく改善していると思いません。今の方が表に出てこないだけに、ひどい状況なのかもしれません。


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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

こんばんは、お久しぶりです。
写真が相変わらず素敵ですね。
時々こっそり(笑)のぞかせてもらいますね。

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