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2012年10月20日 (土)

何事にもリスクはあるのですが「再掲 沖縄」

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アメリカや中国でシェールガスというエネルギーの開発が一気に進んでいます。基本的にLNG(天然ガス)で主成分はメタン、LNGとは採取方法が違うだけです。石油に代わるクリーンエネルギーとして期待を集めていますが、反対派も多いようです。少しまとめておきましょう。

まず良い点として、採取コストが安く大量。メタンは発生エネルギーが少ないものの、CO2の発生比率が少ないので、都市ガスや発電用に使われます。日本では原子力が使えない状況ですから、コスト面を考えて、シェールガスの利用が始まっています。「環境のためではなく値段が安い」ことがシェールガスを利用開始の理由です。最初から温暖化防止に選ばれた燃料ではない事を理解しておかなければ誤解します。

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さて悪い点、「定量化されていない」弱点あり、定性的に説明します。シェールガスを採取するため高水圧の液体で地中深くの岩盤を破砕します。問題はただの水ではなく、有害と思われる化学物質を使います。どの程度有害なのかは「人間に有害」という判断では間違いの下ですが、間接的には人間に有害な被害をもたらす可能性がある液体です。地中深くの岩盤に使いますので地下水には影響しないはずですが、配管の途中から漏れるなど被害が皆無とは言えません。岩盤を破砕するため地震が起きやすくなるという危険性がありますので、日本であれば気になる懸念ですが、アメリカであれば大きな地震のリスクが無いでしょうから問題は大きくありません。

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さて地球温暖化について。シェールガスで石油よりはCO2の発生量が下がることは説明しましたが微量ですのであまり期待しない方が良さそうです。それよりメタン自体がCO2100倍もの温暖化効果があり、岩盤に封じ込められていた天然ガスが破砕により地中から地表に漏れ出すことがあれば地球温暖化は一気に進行します。これこそ定量化が困難です。深い地中からメタンが漏れ出し地表に出てくる可能性は相当に低い、ただほんのわずかでも環境に与える影響が大きい。この点には十分な環境評価が必要ですね。ほかにパイプラインの敷設や漏えいや爆発のリスクが広がるなど地元の住民の方たちにとっては懸念が大きいようです。事実、オバマ大統領はパイプラインの敷設を許可せず、石油会社との確執が広がっています。

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ただエネルギー供給の安定化という面で非常に期待の高いシェールガス、化学薬品の原料や安全性の向上など妥協点を見つけてうまく活用してほしいですね。

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