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2012年7月26日 (木)

龍は眠る「宮部みゆき」

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きっとだれもが一度は感じた事があるのではないでしょうか、心を読める人がいるのではないかと。

心の中で想像している事はとても言葉に出来ませんよね、だから人に心を読まれると困ります(笑)宮部さんは時々超常現象の話を書きます。どうやらゲームが好きな方らしく(こんなに小説を書いているのにどこにゲームに熱中する時間があるのか)、その影響があるのかもしれません。ブレイブストーリーを書かれた方ですからね。

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想像できるかもしれませんが、人の心を読める能力は幸福ではなく不幸です。その読心術の不幸を突き詰めたのがこの小説かもしれません。科学的ではなく情緒的に突き詰めていると言えます。テレビのインタビューで「ゆとり世代」の新入社員が「ゆとり教育は私達が選んだのではなく、その時の大人が決めた事、私達にはどうにもできなかったことだ」と言っていた事が印象的でした。考え方は同じ、能力は生まれついての物であり、自分では選べない。

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二つの事件が進んでいく、宮部さんの作品では良くあるパターンです。犯人は比較的早いタイミングで想像がつきます。でも、そんな事件は関係なく、特別な能力を持った少年たちと振り回される一人の大人の行動が楽しいのです。いえ振り回された大人は読者である私も含めれば二人です。

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個人的にはお勧めできる楽しい本でしたが、超常現象が嫌いな人には勧められません。

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コメント

超常現象、大好きです~
自分にそういう能力がないから、余計にそう思うんだと思いますけど。。
超常と通常の境目はどこか・・とか考え出すと楽しいです^^
少年達だから、一人じゃないんですね。タイトルとの繋がりも気になるところです☆

宮部さんは廃人に近いほどのゲーム好きだとか…現実離れしている?(笑)
スプーン曲げとか試してみませんでしたか?私は今でも時々試してみます。もちろん1mmだって曲がった事はないですけどね(笑)私は宇宙が好きなので現実は本当に現実なのか…と考えてしまいますね。すべてが神の想像で、世の中と言うものさえも実際には存在していないのではないかと。
この本はかなり楽しいですよ。

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