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2012年7月31日 (火)

スナーク狩り「宮部みゆき」

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事件が発生するまでを描く1日(一晩)の物語。「いい人」がだんだん殺人鬼に変わっていく姿を描いた点では面白い作品です。

本の最後のあたりは「アクション小説」並みでドラマ化しやすかったように感じています。だからドラマ化されたのでしょう。宮部さんの作品にしては登場人物が少なめです。二つの事件が並行するパターンは他の小説と似ている部分もありますが、事件が起きてからの解決ではなく事件が起こるまでを描いているのは斬新です。

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「主人公はだれだったのか」そんなことは宮部さんにとってどうでもよかったのかもしれません。ドラマの描き方も監督によってかなり変わるのでしょうね。実は20年前にも一度ドラマ化されているようで、そちらも見てみたい。そもそも “The Hunting of Snark” はルイスキャロルの小説で、宮部さんの作品は「まるでルイスキャロルの『スナーク狩り』のようだ」というところからタイトルを取っています。同じタイトルにするとは、ある意味挑戦?なおルイスキャロルさんの作品はかなりファンタジーに富んでおり読むには「読書力」が必要そうなのでやめておきます。

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正直なところ、結果は嫌な気分は残るけど「爽快」。宮部さんの作品らしい結果と言えます。安心して読めるといえるのではないでしょうか。まあ少なくとも小さな良いことが最後にあるのですが。さて本を読み終わってからドラマを見ましたが…いつもの通りかなりがっかり(笑)ストーリーが変わっているし。

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事件が時系列にストレートに進んでいくので比較的読みやすい小説です。大人の理由でかなり内容が捻じ曲げられていたドラマが面白いと感じなかった人にこそ、かなりおすすめ。

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コメント

ストーリーに色々な手法を使って、新鮮な驚きをくれる作家さんですね☆
パターンが似ていても、内容の違いで読ませてくれる作家さんもいますが、
両方を併せ持つ感じでしょうか^^
『ステップファーザー・ステップ』も宮部さんの作品なんですね☆
これも上川隆也さん主演だったので観たんですけど(^^)、ドラマの内容としては作りたい雰囲気は分かるけどしかし・・という感想でした。原作はもっと主人公の雰囲気が出てるんでしょうね(*^-^)

宮部さんの作品って そんなにドラマ化されてるんですか~
作者が誰かなんて 見たこともなかったので
もしかしたら 宮部さんのドラマを見てるかも(^^;

ステップファーザー・ステップはまだ読んでいません。いつか読んでみなくては…と考えつつ、そろそろさすがに宮部さん以外の作品に行かなくてはとチャレンジを始めています。他の人の作品に行く前に超大作の模倣犯とブレイブストーリーに手を出すかどうか悩んでいるところです。

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