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2012年4月17日 (火)

原発再稼働 どう考える?

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先日は原発安全基準のあまりのひどさに社会人として不満を述べてしまいましたが、原発の再稼働については冷静になって考えるべきではあります。

物事にリスクは付き物、人間は常にリスクの中で生活しています。リスクの管理は発生頻度と影響度で判断します。発生頻度がほぼ零と考えられていた原発事故ですが、その確率は上がりました。世界的に見て戦後の大きな事故は3回、これを原発の総数と原発が本格的に利用され始めた40年から算出すれば発生確率は出てきます。ただ日本の場合、地震と津波という要素があり少し確立を加算すべきです。多分原子炉の数が多い福井などは100年から1000年に一回の発生確率となるはずです。この発生頻度は決して高くはありません。

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一方で影響度を死亡者数でみると誤った結果になります。経済損失で見るべきです。最悪でも人はすべて安全に逃げられるという前提で(甘いかもしれませんが)原発の廃炉処理、廃棄物処理、住めなくなった土地の損失、賠償…これらを総計する作業が重要です。当然東京圏や大阪圏は影響度が高くなります。発生確率と影響度からリスクは判断できます。一方で原発の利益は大きく二つ、運用コストが化石燃料に比べて安い事と環境負荷が小さい事。これでリスク対効果が測れます。計算していないので何とも言えないのですが、リスクの大きさに比べれば利益が多いとは言えません。だったら無くせばいいのか。

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原子力問題の難しさの一つに「運転を停止していても安全とは言えない」事です。つまり使わなくてもリスクが残っているのです。運転を停止すればリスクが大きく下がるのであればよいのですが、そうでないのですからどうせあるリスク、運転を続けるべきと考えます。電力会社の経営を健全にして計画的に廃炉をすすめ、近い将来、再生エネルギーが成長して原子炉が無くなる事が理想です。ただリスクがある以上「事故が発生した時の備え」が必要、それが安全基準であるべきというのが前回の発言の趣旨です。

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この夏、電力が不足するそうです。原子力の問題とは関係なく「節電生活を身につけるため」また「節電製品の開発を推し進め、普及させるため」原子炉をあと2~3年止めておいてはどうでしょう。企業は短期的につらいですが体力がつきます。

最後に「原発を稼働しない日本人は集団自殺行為をしている」という政治家がいましたね。あれ?再生エネルギーの発展で日本を支えるのではなかったのでしたっけ?私達は原発の無い生活が自分たちの命を守る行為だと考えているので、自殺行為だとは感じられません。

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