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2012年3月10日 (土)

3月11日を控えて「USJ10周年」

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原子力発電所の事ばかりを書いていますが、本当にしっかり議論しなければいけないのは津波対策です。

原子力発電所の事故は永続的な問題なので議論の的となりますが「オフィシャルには」死者を出していません。影響は5~10年後にわかってくるでしょうが、津波ほどの死者は出さないはずです。津波は不幸な自然災害でしたが、なぜここまで被害が大きくなったのか。最大の原因は過去の記録が整理されていなかったからでしょう。想定ができないものを防ぎようがなかった、ただ想定できたとしてもあの津波を封じ込める技術は人間にはないかもしれません。しかし対策がしっかり整っていれば人的被害は少なくできたはずです。

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津波は防波堤では防げない、これは今回の教訓です。今後、より高い防波堤を作っていってもコストばかりであまり効果は上がりません。それよりも高い建物の屋上で多くの方が助かったこと、避難さえしておけば助かった命が多かったことは明確です。少なくともしっかりとした準備があれば3割程度の人は助かったかもしれませんし、今後の「減災」対策で5割、もしくは8割程度の人が助かるかもしれません。残念ながら100%は難しいと感じているのですが。つまり重要なのは波を遮る事ではなく、波から確実に避難する方法です。

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最大の問題は「逃げなかった、逃げられなかった」という問題です。大きな地震があれば津波が来ることを知っている地域の方たちが多くの被害にあっています。地震があって避難路がふさがれた、また地震の後始末に心を奪われ避難が遅れた、また堤防を信じたためか逃げなかったなど種々の問題がありました。これらは一つずつ議論をしていかなければいけない問題です。避難路をふさいだのは建造物の倒壊、車の渋滞、そして液状化でした。倒壊は比較的低コストで減らすことができますし、まず家庭内から即時の対応ですね。液状化も対策ができます。車の渋滞、車を水没でうしないたくないという気持ちはわかりますが、その気持ちを断ち切って高台に逃げる決断をするにはどうすればよいでしょう。

Nara0068

もう一つ甘いと感じているのは東京では歩いて帰る事ばかりを対策として考えていますが、津波に流され火災が発生した街を本当に簡単に歩いて帰れるのか、もっと激しい想定に基づく避難方法の検討が必要に感じます。やはり1000万人を超える人たちに2~3日宿泊と食料を提供する体制です。私たちはたくさんの津波の映像を手に入れました。これらを無駄にしてはいけません。津波の恐怖と惨状を100年以上にわたり語り継ぎ、家族や個人単位での「減災」に常に備えなければいけませんね。

ああ、写真と文章のギャップが激しすぎる…。

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